Quantcast
Channel: アル中ハイマーの独り言
Browsing all 654 articles
Browse latest View live

"aha! Gotcha ゆかいなパラドックス(1, 2)" Martin Gardner 著

娯楽数学の真髄をもう一冊...いまだにマーティン・ガードナーの世界に魅せられるのは、童心に返りたいという意識がどこかにあるからであろうか。酔いどれ天の邪鬼にだって、若き日を懐かしみ、若さを羨むことがある。だがもし、若返ることができ、もう一度世間を渡り歩いて来なければならないとすれば、やはり煩わしいものがある。戻りたいのは過去ではない。記憶と知識をそのままに肉体だけを若返らせ、脳内活動を活性化させたい...

View Article


"はじめての数論 原著第3版" Joseph H. Silverman 著

なにゆえ、このような書に向かわせるのか。童心に返りたいという潜在意識がそうさせるのか。いまさら感を覚えつつも、ジョセフ・シルヴァーマン先生が誘ってくる。小説や演劇を楽しむように数の理論を鑑賞してみては......

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

デスクトップの魔物... 雨降って頭固まっちゃった!?

デスクトップには魔物が住むという...なかなか仕事が手につかず、とりあえず周りの整理整頓をしていると、これが徹底的にやらないと気が済まなくなり、夜な夜な大掃除を始めてしまう始末。やらなければならない!という意識が強いほどマインドセットに逆らってしまう。条件反射的に。天の邪鬼な性癖がそうさせるのか...デスクトップ環境をいじるのにも、これに似た心理が働く。カスタマイズ衝動が、かっぱえびせん状態へ誘うの...

View Article

"世界の技術を支配するベル研究所の興亡" Jon Gertner 著

精神を完全に解放できれば、時間の概念がぶっとぶ。研究に没頭できれば、崇高な気分になれる。この喜びは、なにものにも代えがたい。その原動力は純粋な好奇心に発し、自由な風土が優れたアイデアを生み出す。そして、個々の喜びが使命感にまで高められた時、強力な産業研究所として成立する。まさにアイデア工場!原題には、"THE IDEA FACTRY... Bell Labs and the Great Age of...

View Article

"UNIX という考え方" Mike Gancarz 著

「オペレーティングシステムは生きている、息をしているソフトウェアの生命体だ。コンピュータシステムの魂であり、神経系であり、電子とシリコンを生き物に変える。オペレーティングシステムは、コンピュータシステムに生命を吹き込む。オペレーティングシステムは、その性質上、創造者の哲学を身にまとって現れる...」原題には、"The UNIX Philosophy."とある...OS...

View Article


"UNIX プログラミング環境" Brian W.Kernighan & Rob Pike 著

前記事でマイク・ガンカーズの UNIX 哲学に浸りながら本棚を眺めていると、なにやら懐かしい香りのする一冊に目が留まる。ライアン・カーニハンとロブ・パイクの本... 20年以上前に買ったやつだ。これら二冊を要約すると... 一つのことを確実にすっきりやる!それらをうまく協調させる!そして、インターフェースの基本は標準入出力を介して!... これが、UNIX...

View Article

"インテルスレッディング・ビルディング・ブロック" James Reinders 著

バッハのカンタータを BGM にフィーヌ・ブルゴーニュをやりながら、マイク・ガンカーズの本(前々記事)や、ブライアン・カーニハンとロブ・パイクの本(前記事)でコンピュータ哲学の郷愁に浸っていると、またもや本棚の奥底から考古学的な書物が出土された。オライリー君の本は、手っ取り早く手段を習得し、そしてそのまま......

View Article

"こちら脳神経救急病棟" Allan H. Ropper & Brian Burrell 著

原題 "Reaching Down the Rabbit Hole...

View Article


"死のテレビ実験 - 人はそこまで服従するのか" Christophe Nick & Michel Eltchaninoff 著

人の耳元には、いつも悪魔が囁きかける。集団性という悪魔が。三人集まれば、もう集団。戦場ならいざ知らず、日常であっても人は権威に弱い。公の場とは恐ろしいものである。ひとたび公衆の面前に身を置けば、虚栄心を掻き立て、自尊心を肥大させる。おまけに、大衆は魔女狩りや公開裁判の類いがお好きときた。人の恥や馬鹿っぷりを暴露することが、そのまま視聴率に結びつく。テレビ屋は、対象人物にキャラクターイメージを叩き込み...

View Article


"孤独の科学 - 人はなぜ寂しくなるのか" John T. Cacioppo & William Patrick 著

地上で、これほど孤独を恐れる生命体が他にあろうか。それは、精神を獲得した生物の性癖であろうか。世間では、孤独を悪のように触れ回り、孤独死を悲惨な結末として忌み嫌う。おまけに、仲間はずれの類いを、異常に、異様に恐れ、多数派に属すことで安住できる性分ときた。原始の時代、集団の中に身を置くことで個の命が守られた。ホモ・サピエンスという種は、群れずにはいられない遺伝子を持っているようである。すでにアリストテ...

View Article

"快感回路 - なぜ気持ちいいのか、なぜやめられないのか" David J. Linden 著

原題に、"THE COMPASS OF PLEASURE"とある。まさに快感は、人生の羅針盤!人を導くすべての動機がここにあるのやもしれん...「人間にとって、快感はまっとうに得られるものではない。天から貸し出されるのだ。非常な高利で。」......

View Article

"確信する脳 - 「知っている」とはどういうことか" Robert A. Burton 著

神経科医ロバート・バートンは、大胆な仮説を提示する。「確信とは、それがどう感じられようとも、意識的な選択ではなく、思考プロセスですらない。確信や、それに類似した『自分が知っている内容を知っている(knowing what we know)』という心の状態は、愛や怒りと同じように、理性とは別に働く、不随意的な脳のメカニズムから生じる。」"knowing what we...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

鞄作りの心(HERZ)に魅せられて...

HERZ はドイツ語でハート(心)...クビをなが~くして待っていた HERZ...

View Article


"ネーデルラント旅日記" Albrecht Dürer 著

1520年夏、五十に差しかかろうとする画家は、妻を伴ってニュルンベルクから遠くネーデルラントへ長旅に出たそうな。年金支給が滞り、神聖ローマ皇帝へ請願するためだという。ちょうど新皇帝となったカルロス5世が、アーヘンで戴冠式を行うことになっていたのである。しかしながら、アーヘンを通り過ぎてアントウェルペンまで足を伸ばし、ここを滞在拠点として文字通りネーデルラントをめぐる大旅行記を展開する。一年もの月日を...

View Article

"自伝と書簡" Albrecht Dürer 著

先週、馬車旅の車窓を彩る絵画を BGM...

View Article


"モーツァルト その人間と作品" Alfred Einstein 著

アインシュタインの名でもアルフレートの方。あの物理学者アルベルトの親戚という説もあるらしいが、真相は知らない。この音楽学者はモーツァルトと結びついて伝えられるそうな。シュヴァイツァーがバッハと結びついて伝えられるように。彼の著作「音楽と音楽家」を読んだ時、モーツァルトに関する記述がおざなりな印象を与えていたが、実はそうではなく、別格に取り上げていることを知って本書を手に取る。おまけに、A5判に...

View Article

"音楽における偉大さ" Alfred Einstein 著

もし、大バッハがいなかったら... 歴史は誰かにその代役を与えたであろう。バッハもまた誰かの代役を演じただけなのかもしれん。偉大さとは、偶然の出会いの積み重ね。もし、この出会いがなかったら... もし、この人物が生まれてこなかったら... つい、そんな安っぽい運命論を想像してしまう。ゲーデルは晩年、こんなことをつぶやいた... 不完全性定理は自分が発見しなくても、いずれ誰かが発見するだろう......

View Article


"世界史的諸考察" Jacob Burckhardt 著

歴史をつくる!この言葉には、なにやら魅力的な響きがあり、英雄伝説を想起せずにはいられない。だが、英雄を必要とする社会は病んでいる証。悪に反発して善が生起し、善に退屈して悪が蔓延り、精神の最も病んだ時代に救世主あらわる。これが歴史というものか...かのアレキサンダー大王は本当に偉大だったのだろうか。フリードリヒ大王やナポレオンはどうか。ウェルギリウスの登場は必然だったのだろうか。バッハやラファエロはど...

View Article

"ランケとブルクハルト" Friedrich Meinecke 著

前記事「世界史的諸考察」の余韻に浸りながら古本屋を散歩していると、なにやら懐かしい風を感じる。ドイツ史学界といえば、まずレオポルト・フォン・ランケの名を思い浮かべるが、その正統的な継承では、ヤーコプ・ブルクハルトに続いてフリードリヒ・マイネッケという流れがあるらしい。実は学生時代、ランケの「世界史」が未完に終わったことを知り、せめて選集ぐらいはと思い大学の図書館を漁ったものの、全巻見つけられず頓挫し...

View Article

"ケルトの封印(上/下)" James Rollins 著

原題 "The Doomesday Key"鍵となる言葉は、"Domesday Book(土地台帳)"と "Doomesday...

View Article
Browsing all 654 articles
Browse latest View live